ADIVAといえば、屋根付きの3輪バイクが有名ですね。
全天候型のシティコミューターとしての完成度が高く、日本のような狭く混雑した道路でこそ、その便利さを味わえるのではないでしょうか?
ADIVA AD200
ADIVAの歴史
ADIVAの創設者Nicola Pozio(ニコラ ポツィオ)氏は「移動を喜びにしたい」と考えました。
そのためには快適な移動を妨げる、雨・風・日差し・寒さ・暑さなどを取り除くことが必要と考え問題解決に向けた事業が1990年初頭にスタート。
その後、2000年に全天候型シティコミューター「ベネリ・ADIVA150/125」を世に送り出すことに成功します。
ベネリ・ADIVA150/125
更に、2004年には開閉式ルーフに関する世界特許を取得し、ADIVAブランドのアイデンティティを確立。
2008年に入るとフロント2輪+リア1輪の3輪スクーター「AD3」を発表。
2018年には小回りが利いて扱いやすい「AD1 200」を追加し、充実のラインンアップとなりました。
そのADIVAがいち早く電動化された比較的大きなサイズのスクーターを市場に投入しています。
ADIVAの電動スクーター VX-1
道路運送車両法では軽二輪に区分され、道路交通法では普通二輪となるVX-1。
高速道路を走行可能で、車検が無く、普通二輪免許で運転が可能な車両です。
ADIVA VX-1
メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
7.2kWh仕様 ¥1,140,000
10.8kWh仕様 ¥1,380,000
14.4kWh仕様 ¥1,620,000
なかなかパンチのある価格となっていますね。
そこで、購入サポートのようなものが無いのかな?と調べてみると・・・ありました!
ADIVA VX-1 モニタープログラムというものが存在しています。
以下、2019年2月22日現在のADIVA HPより抜粋
高速道路にも乗れる大型電動バイク「アディバ VX-1」の国内発売を記念して、モニタープログラムを実施いたします。
お得なモニター価格に加え、特別低金利0.1%ローンをご利用いただくことで、少ないご負担で次世代のパーソナルモビリティをお試しいただけます。
電動バイクならではの新しいファンライディングを体感してください。
【プログラム内容】
販売期間 | 2018年12月1日~予定台数が終了次第 | |
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販売台数 | 50台 | |
対象車両 | アディバ VX-1 / 7.2kWh仕様 | |
販売価格 | メーカー希望小売価格 ¥1,140,000のところ、モニター価格 ¥890,000(消費税8%込み)
<span “=””>※保険料、消費税以外の税金、登録等に伴う諸費用は別途必要となります。 |
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購入特典 | 特別低金利0.1%、支払回数 60回までのローン利用が可能
<span “=””>※アディバ公式サイトまたは赤坂ショールームでの購入に限る |
|
販売場所 | 全国のアディバ正規ディーラー | |
参加条件 | ・個人名義にて対象車両をご購入・登録いただける方。 ・対象車両をご購入・登録後一年間、車両を売却することなく使用していただける方。 ・対象車両をご購入・登録後一年間、数回のアンケートにご回答いただける方。 ・オーナー取材・撮影などにご協力いただき、当社ウェブサイトや外部メディア等にて個人が特定できない範囲で情報を公開させていただける方。 |
消費税8%込みで¥250,000の値引きですね。
個人でモニターとして乗ってみたい方には朗報ではないでしょうか?
ADIVA VX-1 各部の特徴
それでは、VX-1の各部の特徴の中から、特に気になった部分を紹介していきます。
革新的設計のボディ
エンジンや駆動ベルト類が存在しないシンプルな車体構成で、定期的な交換が必要な油脂類や部品が少なくなっています。
そのため、メンテナンスにかかる費用や手間の負担が大幅に軽減されるといいます。
ライフスタイルに合わせて
搭載されるバッテリーを3種類の中から選択することで、用途に合わせた仕様にすることができます。
最も手ごろな7.2kWh仕様では航続距離が130km前後、充電時間は100Vで4.8時間。
その2倍相当となる航続距離270km前後の14.4kWh仕様だと、100Vでの充電時間は9.6時間。
バッテリーの重量増加分だけなのかは分かりませんが、この2台の車両重量にはおおよそ44kgもの差があります。
最高速度はともに110km/h、価格差は消費税8%を含めた金額で¥480,000です。
実際に走らせたときにどれくらい走行性能に差があるのか?気になるところですね。
独自の電子スロットル
この装備、なかなか興味深い造りになっています。
マルチファンクションスロットルと名付けられたこのスロットルですが、3つの機能とプラスアルファの働きが組み込まれています。
3つの機能とは、加速・減速・後退です。
加速は一般的なスクーターなどと同様なアクセル操作で行うことが出来ます。
あとの2つ、減速と後退はアクセルを加速とは反対側に動かすことで可能となり、走行中の操作で減速・停車時からの操作で後退(バック)となります。
さらにプラスアルファの機能として走行中の減速時にはバッテリーに充電されるようになっています。
インホイールモーター
動力はリアホイール内部に組み込まれたインホイールモーターです。
ADIVA独自のリアホイールに直結したモーターは、部品点数を減らし軽量化という恩恵も得ながら、時速100kmに到達するまで約6秒という加速性能を誇ります。
2018年モデル ボディカラーは3色
ボディカラーは白・赤・黒のスタンダードな3色を用意しています。
ADIVA VX-1 諸元
全長x全幅×全高 | 2,120mm × 810mm × 1,330mm | |
---|---|---|
シート高 | 770mm | |
乗車定員 | 2名 | |
車両重量 | 192kg | 214kg | 236kg | |
モーター | ブラシレスDCモーター | |
定格出力 | 11 kW | |
最高出力 | 35 kW | |
ギアボックス | インテグラルホイールハブモーター | |
バッテリー | リチウムイオン 7.2~14.4kWh 133V | |
バッテリー容量 | 7.2kWh | 10.8kWh | 14.4kWh | |
充電時間 | 100V充電時 | 4.8時間 | 7.2時間 | 9.6時間 |
200V充電時 | 2.2時間 | 3.3時間 | 4.4時間 | |
航続可能距離 ※ | 130km | 200km | 270km | |
充放電サイクル ※ | 1800回 | |
電池寿命 ※ | 8年または80,000km | |
最高速度 | 110km/h | |
サスペンション | フロント | 油圧式テレスコピック |
リア | プリロード調整機構付きツインショック | |
タイヤ | フロント | 120/70 – 14″ |
リア | 140/60 – 13″ | |
ブレーキ | フロント | ディスク |
リア | ディスク | |
メーカー希望小売価格(消費税8%込み) | 7.2kWh仕様 ¥1,140,000 10.8kWh仕様 ¥1,380,000 14.4kWh仕様 ¥1,620,000 |
※当社試験環境下での数値です。お客様の運転方法、走行環境、充電方法に応じて、値は変化します。
保証
車体:2年または30,000kmまで
バッテリー:3年または45,000kmまで(新品の85%の容量を保証)
最後に
2018年に発売された高速道路も走れる電動スクーター「ADIVA VX-1」。
2019年2月現在、2輪の電動モビリティ業界はハーレーダビッドソンの参入などもあり、一気に広がりを見せています。
また、台湾ではインフラ整備も整った状態でgogoroの電動スクーターが市街地を普通に走っていると聞きます。
きっとこれからは、それぞれの特徴を生かした商品力の高いモビリティが登場してくるのでしょう。
日本の2輪メーカーではヤマハが積極的に電動化への投資を行っています。
これからが楽しみな市場になってきましたね。