デリカD:5のサードシート取り外し方法を紹介しています。
DIYでかんたん取り外し
おおまかな手順
①荷物を降ろす
②ボルトにアクセスするための穴をあける
③ボルトを抜く
④シートを取り外す
②の穴をあける作業については、TGS社のデタッチャブルボルトを購入し、ホールソーという工具を準備することをオススメします。
TGS社 デタッチャブルボルト(¥4,400-税込み)
この製品は2020年にマイナーチェンジした後の新型デリカD5(CV1W全車種)にも使用可能のようです。
穴をあけるための型紙も入っているため、デリカD5のオーナーには不可欠ともいえる存在ですね♪
さて、アウトドアが似合う国産ミニバン「三菱デリカD:5」の3列目シートは乗り心地が良いと評判です。
そのぶん厚みのあるつくりなので、折りたたんで収納しても思いのほか場所をとってしまいます。
そこで今回は、取り外すとかなり広大なスペースが生まれるというサードシートの脱着について掲載しています。
いきなり取り外し終わった画像です。
3列目シートを取り外し2列目シートを一番前までスライドさせたとき、そこには小さめのバイクなら積載可能なのではないかと思えるくらい広々とした空間が現れました。
この広い空間を利用したアルミテーブル利用のDIY車中泊ベッドの準備として、デリカD:5の3列目シートを取り外す作業を掲載していきます。
通常の使用状態
普段使いでは5~7人が乗ることもあるため、3列目のシートは取り付けた状態で使っています。
デリカD:5の場合、3列目のシートも乗り心地を優先した造りとなっていることから、シートの厚みもしっかりと確保されています。
この画像を見ただけでも3列目シートの占有スペースの大きさがわかりますね。
荷物を降ろしてみる
このとき少し大き目の荷物を積んでいたので、いったん車からおろしてシートを取り外す作業の準備にとりかかります。
3列目シートがこの位置にあるとき横に跳ね上げて荷物スペースを増やすことも可能ですが、今回はより広い空間を求めて取り外します。
取り外すボルトと必要工具
デリカD:5の場合、ノーマル状態ではサードシートを取り外すためのボルトにアクセスできません。
TGSさんのサードシートデタッチャブルボルトキットなどを参考に、合計4か所に穴をあけておくことで、その後の脱着が簡単になります。
サードシートと車体を連結しているボルトは、この位置に隠れています。
車体とサードシートの連結部分を車のリアハッチ側から見ると、工具がある赤で囲んだ部分になります。
ボルトの脱着に必要な工具は、14mmのボルトを回せるボックスレンチが適しています。
メガネレンチやスパナだと、ボルトの頭が奥深く入り込んでいるためボルトにアクセスできません。
前側のボルトへは、車体側面のスライドドアからアクセスできます。
後方同様、前側のボルトも奥深くにあるため脱着にはボックスレンチが適しています。
14mmのボルトを抜き取ると樹脂製のカラーが入っていますので、紛失しないように注意しましょう。
樹脂製のカラーは上の画像の位置にありますが、ボルトを抜くときに一緒に外れて紛失しやすいため注意が必要です。
ボルトはカラーの中を通って、サードシートと車体を連結しています。
ボルトとカラー。
このまま取り外した状態で保管しても良いのですが、紛失すると困るので車体側に取り付けておきました。
手で回しただけだと走行中の振動などで取れてしまう可能性もあるので、工具を使って少し軽めに取り付けてあります。
フロア側シートレールとの連結部分
デリカD:5のオーナーさんならご存知かと思いますが、サードシートを跳ね上げるときにも使用するレバーです。
レバーを引けば、シートの脚はスライド式のシートレールから外れます。
これで、いよいよ車体からシートを取り外せる状態になりました。
サードシートを取り外しました
デリカのサードシートはニッサンのセレナなどと比べても非常に重たいので、脱着するときには跳ね上げていない状態での作業がオススメです。
普段は7人乗りとして使うのですぐに元に戻すこと・また取り外して車中泊や大きな荷物を載せることなどを考え、片側ずつ丁寧に作業をしていきます。
サードシートを2脚とも取り外しました。
2列目のシートも最前列までスライドさせてみると、かなり広いスペースが生まれますね。
自作の車中泊用ツールを設置
2018~2019年の年末年始に車中泊旅行で使った自作セットを設置します。
まずは脚の長さを調節したアルミ・フォールディングテーブルを置きます。
このアルミテーブルは普段のキャンプなどでも活躍してくれます。
数あるアルミテーブルからこの商品を選んだ理由は、テーブルの脚の形状が上の画像のフロアの凹凸をうまくかわせるからです。
とりあえずアルミテーブルだけを置いてみた車内。
サードシートを跳ね上げて使用すると2列目のシートがほぼリクライニングできなくなるのですが、この状態であれば2列目も大きくリクライニングさせることが可能です。
衝撃吸収&耐加重性向上のため、ジャッキスタンドとクッションで包んだ集成材を積み込んだ状態。
これだけでも熟睡できるとは思いますが、2列目のシートの段差解消や寝心地の良さを求めて、ニトリの硬質ウレタンマットレス(厚50mm×幅1,200mm×奥行2,000mm)を用意して出かけたいと思います。
車中泊では快適に眠れないというアナタに!
車中泊では物足りなくなってきた方にオススメしたいのが、ルーフテントです。
車上泊とでも呼べばよいのでしょうか?
車にルーフレールを取り付け、その上に折りたたみ式のテントを搭載してしまう移動可能な宿泊施設です。
大きさや形状も数種類の商品が存在していますので、ご自身の車やライフスタイルに合わせて組み合わせることができます。
車中泊となると快適なのはミニバン&ワンボックスですが、ルーフテントならセダンやワゴンを選択することも可能になりますね!