こんにちは。
アプリリアのRX125が気になっていろいろと調べていたら、ふと目にとまった本格的なスーパーモタード仕様のバイク。
それは、FBモンディアルのSMX125モタードといって、フルサイズ125ccのスーパーモタード車両です。
SMX125モタードにはオフロードホイールを装着したエンデューロ仕様も存在しています。
では、FBモンディアルのフルサイズ125ccモタード車両はいったいどのようなバイクなのでしょう?!
FB Mondial SMX125 MOTARD
FBモンディアル SMX125モタード
そもそも、日本でFBモンディアルという会社をご存知の方は少ないのではないでしょうか?
実はFBモンディアルの歴史は非常に古く、1950年代には世界のロードレースで大活躍していたイタリアのバイクメーカーなのです。
当時から技術力が高いことで評判だったことから、ホンダの創業者である本田宗一郎氏がFBモンディアルのGPマシンを譲り受けて研究していたといわれているくらい、バイク業界では有名な会社だったのです。
その後1979年に一度解散し1999年に異業種に権利を売却、紆余曲折を経て現在に至ります。
そんな技術力が売りのFBモンディアル・ブランド発売されているSMX125モタードと、アプリリアのRX125は非常に雰囲気が似ているように思いますが、皆さんはどのように感じますか?
ホイールこそオフロードとモタードの違いはありますが、ヘッドライト&フロントフェンダー周辺の形状や、アンダーガード、エンジンの雰囲気、エキパイの取り回し~サイレンサーの形状など、かなり類似した車体にみえます。
ところが、シート後方にあるグラブバーのような部分はお互いに特徴があって、SMX125はバーが突起しているのに対し、RX125はサイドカウルとシートの間に隙間を設けて手が入るように造られていますね。
外装だけ異なる兄弟のような存在なのかもしれません。
それでは、SMX125モタードのスペックを見てみましょう。
FBモンディアル SMX125モタード 諸元
エンジン |
タイプ:4ストローク 単気筒 DOHC4 バルブ |
排気量:124.2 cc |
内径×行程:58 × 47 mm |
圧縮比:12.6 : 1 |
最高出力:10kW at 9,750 rpm |
最大トルク:10.5 Nm at 8,000 rpm |
潤滑方式:ウェットサンプ方式 |
冷却方式:水冷 |
燃料供給装置形式:電子式 |
始動方式:セルフスターター |
変速機形式:6速リターン |
燃料タンク容量:14 L |
フレームボディー |
全長:2,083 mm |
全幅:814 mm |
全高:1,195 mm |
軸距:1,443 mm |
最低地上稿:275 mm |
シート高:890 mm |
フロントサスペンション-トラベル:41 mm 倒立フォーク – 257 mm |
リアサスペンション-トラベル:シングルショックアブソーバー – 207 mm |
乾燥重量:122 kg |
フロントブレーキ&ディスク詳細:2ピストンフローティングキャリパー – 280 mm |
リアブレーキ&ディスク詳細:1ピストンフローティングキャリパー – 220 mm |
フロントホイール:2.15 × 17″ |
リアホイール:3.5 × 17″ |
フロントタイヤ:110 / 80 – 17″ |
リアタイヤ:140 / 70 – 17″ |
希望小売価格:取扱検討中 |
むむむ、2018年4月24日現在の情報だと、取扱検討中ということで価格などの詳細がわかりません。
このバイクには、エンデューロ仕様も存在していて名前はSMX125エンデューロといいます。
ホイールはフロント21インチ、リア18インチのスポークホイールなので、見た目にもかなり本格オフローダーな雰囲気でカッコイイと思いますが、残念ながらこちらも取り扱い検討中とのことでした。
アプリリアから125ccモタードが発売されました
アプリリアからはRX125ベースのスーパーモタードSX125が発売されました。
車両本体価格は消費税8%込みの¥410,400-。
2019年1月25日から受注を開始し、3月上旬からのデリバリーとなっています。
これを機にFBモンディアルのSMXシリーズも体制が整うようでしたら日本へ正規導入していただきたい車両ですね。