CD125T キャブレター交換(セッティング編)その1

CD125Tの部屋

みなさん、こんにちは。

今回はキャブレターのセッティング用部品(メインジェット&スロージェット)が揃ったので、CD125TにVM22を搭載してセッティングをしていこうと思います。

CD125TでVM22のセティング



届いたパーツは新品のパイロットジェット

私が使っているVM22は国産ではありませんが、ミクニ製ということもあってこのタイプが適合します。

サイズは#15でチョークを引くとすぐにエンジンがかかるものの、アイドリングも不安定だったことを考慮し#17.5を選択しました。

メインジェットは前回の取り付けで#90であることを確認済です。しかしアクセルを開けても回転がついてこなかったので#100で様子をみることにします。

キャブレターの内部

右端に映っている金色の長細いのがスロー(パイロット)ジェット#17.5で、短いのがメインジェット#100です。

それぞれの取り付け位置はご存知ですか?

メインジェット=大きい金色の部分にネジ込みます。

スロージェット=その下の何もない黒く見える細いネジ穴にネジ込みます。

そしてフロートチャンバーを組み付けて、キャブレターを車体に取り付けます。



いざ、エンジン始動!

ブロロロロロr・・・・

ん~~始動性はかなり改善されましたが、やはりアクセルの開け始めが薄い感じです。

ためしにチョークを引かずにエンジン始動を試みたところ、思いのほか簡単にエンジンがかかりました。スローの#17.5は正解だったかな?という感じでしょうか。

アクセルを開けていくと開け始めはエンジンが息つきしてしまいますが、回転が上がってしまえばいい感じです。

それでは、この部分を少し調整してみましょう ↓

キャブレターのスロットブバルブに取り付けられている棒状の部品です

これはアクセルを開け始めたあたりでの混合気の濃度を調整できる部品で、ジェット類で調整できなかった部分の細かな調整ができるパーツです。名前は「ジェットニードル」この棒の形状でセッティングが変わってしまうほどデリケートな部品です。

VM22のジェットニードルを取り外しました



ニードルクリップは真ん中にしてあるので、クリップ位置を一つ下げて混合気のガソリン濃度を濃い方向に振ってみることにしました。

まずはクリップを外します。

硬いものに押し付ければクリップが外れます。

次にクリップを先端が細くなっている方向へ1段ずらします。そして硬いものへ押し当ててカチッというまではめ込んでおきます。

クリップを1段下げました

こうすることで、棒の先が上に上がる=ガソリンの供給量が増える=混合気が濃くなるというわけです。

そして、前回と同じようにキャブレターへ装着し、改めてエンジンをかけてみます。

バイクは止まった状態ではありますが、アイドリングからのアクセルのつきも良くなって、かなりパンチのある吹け上がりになりました。



CD125T+VM22 エンジン始動の動画

友人に「エンジン始動~アクセルを開けてクラッチミート」までを協力していただきました。

これは走らせたら面白そうなバイクに仕上がりそうです。

2018年5月20日追記・・・エンジンが冷えている状態では、エンジンの始動性やアイドリングが不安てであることがわかりました。スロージェットを#17.5 → #20へ変更して改めてセッティングを行うことにしました。


CD125T 今後の予定

不定期に更新していきますので、興味のある方は遊びに来てくださいね。

2020年、記事に出てくるCD125Tを譲ってほしいという方が現れたため、残念ながらノーマルに戻し手放しました。

 

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