ノーマルサイズがフロント120/80-12、リア130/80-12と珍しいサイズを履いているモンキー125。
そのため、ノーマルと同じサイズではハイグリップタイヤのラインナップが見当たらず、タイヤ交換時に悩んでいる方も多いようです。
そこで、スポーツ性能に特化したタイヤで、モンキー125に適した商品を探してみました。
ミニバイクレースから探る
ずばり、スプリント&耐久どちらのレースにも参加していたことがある私のオススメはブリジストンのBT601SSです。
鬼グリップ BT601SS
ブリジストンのBT601SSは、NSR50やNSF100F、APEやXRモタードなど、12インチのホンダ車では圧倒的な人気を誇ります。
monkey125のベースとなったGROMでも、レース車両への装着率が高いのだとか。
サーキットでは素晴らしいドライグリップと旋回性能で、人気があるのも納得できます。
ちなみに、エイプ100のノーマルタイヤサイズは前後同じ120/80-12で、リム幅は前が2.5、後ろが2.75となっています。
BT601SSを履かせるときは、フロントが100/90-12、リアが120/80-12というサイズを選びます。
上の画像は120/80-12のノーマルタイヤを履いたエイプです。
APEと共通部分の多いXR100モタードも前後120/80-12で、リム幅も前が2.5、後ろが2.75となっていますので、BT601SSではフロント100/90-12、リア120/80-12を選びます。
カートコースを走るXR100モタードですが、よく見ていただくと前後タイヤの大きさに差があることに気づくと思います。
フロントフェンダーへの干渉
タイヤのサイズを変えるときに気を付けたいのが、周辺部位との干渉です。
今回はノーマルの120/80-12から、100/90-12へ交換することを想定して考えました。
ノーマルのモンキー125
上の画像を見ていただければ一目瞭然ですが、モンキー125はフロントフェンダーとタイヤとのクリアランスも大きくとられているので、ノーマルフェンダーの場合に干渉することは少ないと思います。
120/80-12の場合のタイヤ幅は120mm、外径は498mm程度です。
BT601SSの100/90-12の場合、タイヤ幅は100mm、外径は489mmです。
ノーマルのタイヤと比べて、BT601SSのフロントタイヤは細くて角が立っているため倒しこみが軽くなり、ライディングに軽快さが生まれると思います。
スイングアームやドライブチェーンとの干渉
リアタイヤのサイズを変更すると干渉しやすいのがチェーンやスイングアームです。
モンキー125で、ノーマルの130/80-12から120/80-12に交換するときを考えてみましょう。
130/80-12の場合のタイヤ幅は130mm、外径は513mm程度です。
BT601SSの120/80-12の場合、タイヤ幅は121mm、外径は504mmです。
幅も外径もさほど大きく変わりませんが、小さくなる方向なので干渉することは考えにくいと思います。
このように、装着にも問題なさそうなハイグリップタイヤが存在しているので、モンキー125でスポーツ走行も楽しめそうですね。
DUNLOPにもハイグリップタイヤが!
ブリジストンのライバルメーカー、ダンロップにも12インチのハイグリップタイヤがラインナップしています。
以前はTT91GPというタイヤがありましたが、その後継商品でしょう。
サイズも豊富にそろえてあります。
TT93GPだと、BT601SSと同じサイズを選べるうえに、フロントを120/70-12、リアを130/70-12というサイズも装着出来そうです。
ちなみにそれはGROMのノーマルサイズになりますので、このサイズを選ぶのも良いかもしれませんね。
このように、モンキー125に使えそうな実績のあるハイグリップタイヤが存在していることがわかりました。
人気車種なので、もしかするとノーマルタイヤの交換時期までに新しい商品が出ているかもしれませんね!