2019年9月 ADIVAがaideaへ生まれ変わりました。
諸事情により、販売を予定していた車両の中からVX-2の販売中止が決定しました。
ADIVAといえば、屋根付きの3輪バイクが有名です。
全天候型のシティコミューターとしての完成度が高く、日本のような狭く混雑した道路でこそ、その便利さを味わえるのではないでしょうか?
ADIVA AD200
ADIVAの歴史
ADIVAの創設者Nicola Pozio(ニコラ ポツィオ)氏は「移動を喜びにしたい」と考えました。
そのためには快適な移動を妨げる、雨・風・日差し・寒さ・厚さなどを取り除くことが必要と考え問題解決に向けた事業が1990年初頭にスタート。
その後、2000年に全天候型シティコミューター「ベネリ・ADIVA150/125」を世に送り出すことに成功します。
ベネリ・ADIVA150/125
更に、2004年には開閉式ルーフに関する世界特許を取得し、ADIVAブランドのアイデンティティを確立。
2008年に入るとフロント2輪+リア1輪の3輪スクーター「AD3」を発表。
2018年には小回りが利いて扱いやすい「AD1 200」を追加し、充実のラインンアップとなりました。
そのADIVAが提案する小型EVがVX-2です。
ADIVA VX-2(販売中止)
ADIVA VX-2
出力は全部で2タイプ。
日本国内の区分にあてはめると、50cc未満の原付1種タイプ&125cc未満の原付2種タイプが用意されています。
■モーター出力■
・原付1種(50cc未満クラス) :0.6kW
・原付2種(125cc未満クラス):1.0kW
バッテリー充電や搭載方法など
取り外し可能なバッテリー
VX-ではシート下に取り外し可能なバッテリーを搭載。
ロングランを可能にする「予備バッテリー」の保管スペースも確保しています。
充電は屋内用の100V電源から可能となっています。
足元にも収納スペース
フロントストレージ
ライダーの足元にはジェットヘルメットを収納可能なスペースを確保。
リアボックスと合わせて、見た目以上の収納力を与えられています。
このように、なかなか凝った造りのVX-2ですが、SPECはどのようになっているのでしょうか?
ADIVA VX-2 SPEC
全長x全幅×全高 | 2,000mm × 730mm × 1,210mm | |
---|---|---|
シート高 | 760mm | |
乗車定員 | 1名 | |
車両重量 | 165kg | |
モーター | ブラシレスDCモーター | |
定格出力 | 0.6kW(0.6kWモデル) | 1kW(1kWモデル) | |
最高出力 | 4kW(0.6kWモデル) | 6kW(1kWモデル) | |
ギアボックス | インテグラルホイールハブモーター | |
バッテリー | 脱着式リチウムイオン 2.2kWh 48V | |
充電時間 | 2~5時間 | |
充放電サイクル ※ | 1200回 | |
電池寿命 ※ | 6年 | |
航続可能距離 ※ | バッテリー1つにつき50km | |
最高速度 | 50km/h(0.6kWモデル) | 70km/h(1kWモデル) | |
サスペンション | フロント | 油圧式テレスコピック |
リア | プリロード調整機構付きシングルショック | |
タイヤ | フロント | 120/60 – 13″ |
リア | 120/60 – 13″ | |
ブレーキ | フロント | ディスク |
リア | ディスク |
※当社試験環境下での数値です。お客様の運転方法、走行環境、充電方法に応じて、値は変化します。
最高速度は0.6kWタイプで50km/h、1.0kWタイプで70km/hとやや低め。
航続距離は1バッテリーあたり約50kmとなっています。
予備バッテリーを搭載しておけば、100kmほど走行可能ということですね。
車格からしても「ご近所専用」という感じでしょう。
長距離を走りたい方には軽二輪(250cc未満)クラスのVX-1があります。
また、大型の荷物を運ぶためのビジネス向けモデルはAD-Cargoもあります。
電動モビリティ界でも充実したラインナップとなったADIVA(アディバ)。
Made in japan電動バイクメーカー【aidea】へと生まれ変わり、今後の展開が楽しみなメーカーです!