アサヒビールが2021年にスタートさせた「ビール分野の2ブランド体制確立」。
2026年までに2本の柱を確立させるために発売されたのが、スーパードライの兄貴分として一部の飲料店などで愛されてきた「アサヒ生ビール(通称マルエフ)」です。
アサヒ生ビール「マルエフ」とは?
焼酎にも飲食店専用のブランドがあるのは有名は話ですが、アサヒ生ビール(マルエフ)は、飲食店専用に販売され続けてきた樽生のみのビールです。
マルエフは1986年には缶で発売されていたようですが、翌年発売されたスーパードライの爆発的なヒットによって1993年に販売を終了したいました。
ということは、新商品というより再販売ということになりますね。
しかし、1993年の販売終了後も味わいが高く評価されていたため、一部の飲食店で樽生のみ提供され続けてきた伝説のブランドなのです。
マルエフという愛称は開発コードを元につけられているようです。
スーパードライとの違い
アサヒといえばスーパードライが有名ですが、何が違うのでしょう?
実は・・・スーパードライと比較して炭酸を抑えた設計になっているといいます。
さらに、アルコール度数が4.5%なので、スーパードライと比較して0.5%低く設定されています。
マルエフは「ぬくもりやあたたかみ」を感じるビールとして、コクやキレが売りのスーパードライとの棲み分けを図ります。
再登場から4日で一時休止へ
2021年9月14日から全国発売を開始した「マルエフ」ですが、なんと発売後4日で一時休止を発表しました。
その理由は「想定外の大量受注」とのこと。
しかし、アサヒビールとしてもスーパードライに次ぐ第二の柱に育てることが命題なので、受注や供給体制を整えて間もなく再開されると思います。