2018年10月16日更新
皆さん、こんにちは。
今回は、2018年9月に発売された海外製のハイスペックな125ccフルサイズオフロード車を紹介いたします。
SWM RS125R FACTORY
発売前の画像と比べると、フロントゼッケン部分の形状が変更されているようにみえます。
RS125R FACTORYを製造しているメーカーはイタリアのSWM Motorcyclesという会社で、日本ではあまり馴染みのない名前かと思いますが、1971年にエンデューロレースで勝つためのバイクを造ることを目的として立ち上がった歴史のあるバイクメーカーSWMの意思を引きついで誕生した新会社です。
SWMの名前の由来は『Speedy Working Motors』で、まさに速く走るバイクを造っていました。
SWM Motorcyclesの経営陣には過去にアプリリアやカジバ、ハスクバーナなどを手掛けたAmpelioMacchi 氏が名を連ね、その美しいバイク達は世界各国で注目を集めています。
そんなSWMのラインナップの中から、モタード仕様のSM125R同様気になる新型車の情報が入ってきました。
SWM RS125R FACTORY
SWM RS125RのFACTORY(発売前画像)
¥559,000-税込み
従来のRS125Rに加え、各部にチューニングが施されたFACTORYモデルを追加し、2018年9月に発売すると予告されていました。
併売される従来のRS125Rとの違いは下記の10項目です。
●ハイパフォーマンスを発揮するアジャスタブル・フロントフォーク
●レーシングスプリングを装備するリアショックアブソーバー
●ARROW製エキゾースト(公認)
●レーシングハンドルバー、SWMオリジナルバーパッド装備
●ハンドガード
●プログリップ製グリップ
●レーシングシート
●ブラックアナダイズドされたアルミ製スプロケット
●Regina製チェーン
●アルミ製サイドスタンド
見るからに本格オフローダーの雰囲気ですが、そのスペックはどのようなものなのでしょう。
SWM RS125R FACTORY 諸元
■エンジン | エンジン形式 | 水冷DOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 124.7cc | |
ボア×ストローク | 58.0mm×47.2mm | |
最高出力(日本仕様) | 11kw/10,500rpm | |
最大トルク(日本仕様) | 11Nm/8,500rpm | |
圧縮比 | 12.8:1 | |
始動方式 | エレクトリックスターター | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
クラッチ | 湿式多板 | |
ギア | 6速 | |
燃料タンク容量 | 7.2L | |
■寸法 | 全長×全幅×全高 | 2,236mm×820mm×1,230mm |
ホイールベース | 1,465mm | |
最低地上高 | 320mm | |
シート高 | 950mm | |
乾燥重量 | 117kg | |
■車体 | フレーム | スチールシングルチューブ ダブルクレードル |
フロントサスペンション | 倒立式テレスコピックフロントフォーク(41mm) | |
リアサスペンション | シングルハイドロリックショックアブソーバー | |
■ブレーキ | フロントブレーキ | シングルスチールディスク(260mm) |
リアブレーキ | シングルスチールディスク(220mm) | |
■タイヤ | 前後リム | 前:1.60×21、後:2.15×18 |
前後タイヤ | 前:80/90-21、後:110/80-18 |
モタードのSM125R FACTORY同様、このクラスで最高峰のスペックですね。
従来のRS125Rとの併売のようなので、価格や装備の違いから選択できるのはユーザー目線から見てもうれしいことです。
FACTORYモデルに装備される公認のARROW製マフラーやハンドガードなどの装備はダート走行を目的とする人にはありがたいですね。
従来のRS125R ¥489,000-税込み
こちらもSM125R同様に価格差が¥70,000-。やはりFACTORYモデルがお買い得なのではないでしょうか?
そして、このSWM RS125以外にも、このクラスの海外製のマシンはかなり面白そうな車種が多いんですよ。
ライバル車両
2018年の5月にはアプリリアからRX125という本格的なオフロードスタイルの125ccバイクが、日本国内で正規輸入販売を開始しています。
魅力的な車種が多いと選ぶ楽しみも増えて、バイクへの興味が更に深まっていく気がします。
程よく扱いやすいパワーと軽量な車体に、懐の深いサスペンションを装備した本格オフロードモデルはダート走行を楽しむのに最適ですよ。