バイクを積むための車で、真っ先に候補に挙がるのはハイエースでしょう。
しかし、駐車スペースや予算の関係で軽自動車にしたい場合には、どの車を選べばよいのでしょう?
SUBARU オリジナル・サンバーTV・TW系
2012年3月まで生産されていたスバル製のサンバーでしたが、その後ダイハツ製のOEM(アトレー)となりました。
通称「ラスト・サンバー」と呼ばれる型のサンバーは、4気筒のリアエンジン・リア駆動・4輪独立懸架で「農道のポルシェ」という別名を持つほどです。
また、ハイエースと同じキャブオーバー型なので、室内への前輪の凹みが無いことで足元が広々しています。
さらに、荷室も非常に広く、トランスポーターとしての性能は非常に高いといわれています。
ヤマハ TTR125LW を積んでみた
噂のサンバーはどれほどの積載能力があるのでしょう?
私の所有するファンライド・オフロオードバイク「ヤマハ TTR125LW」を実際に積み込んでみました。
この車両はノーマルより人サイズ大柄になっています。
理由は、前後の足回りをモトクロッサーYZのものと交換しているためです。
ノーマルは全長=1,885mm・高さ=1,085mmですが、全長はさほど変わらないものの、高さは1,300mm弱でフルサイズのモトクロッサー並みになっています。
そのままでは高さ方向が収まらないので、ハンドルバーを寝かせて積み込みます。
フロントが固定しやすい!
バイクを積み込んで固定する場合、フロントタイヤをしっかりと固定すると安定感が高くなります。
サンバーはとても良い位置にフロントタイヤを固定できます。
このアシストグリップのおかげでとても簡単にバイクを固定できます。
後方はまっすぐ積んでも入りきりますが、はんどるが屋根部分にあたってしまうためやや横に振って積んでいます。
この状態でもかなり余裕があるため、フルサイズのモトクロッサーでもうまく積み込めば入りそうですね。
サンバーはトランポとしてオススメできるか?
トランポとしての軽自動車を探しているとき、サンバー以外で候補に挙がったのはホンダのN-VANやスズキのエブリィでした。
N-VANは基本性能や積載能力は高そうでしたが、運転席以外のシートがあまりにもチープなことと、安い車体が見当たらないことで却下。
スズキのエブリィは過去に乗っていたことがあり満足度は高かったのですが、トランポとしての積載能力やシート下のエンジンが高温になることから、サンバーに軍配が上がったという感じです。
サンバーに乗ってみて、トランポとしての使い勝手は非常に高いと感じます。
リアエンジンはエンジンへのアクセスも容易で、4気筒ならではのエンジン音も魅力的です。
私の購入した車両は貨物タイプ(バン)ですが、2列目のシートはワゴン同様の左右分割でリクライニング&収納が可能となっています。
タイヤは貨物の規格に適合したナンカン製のホワイトレターに変更してみました。
オールテレーンタイヤながらロードノイズも少なく乗り心地も良いと感じます。
サンバー(スバル・オリジナル)はトランポとして非常におすすめできると感じます♪