カブ、モンキー、ハンターカブ、GROMなど、日本国内でジャストサイズとも言えるバイクを最新技術とともにリニューアルさせ、原付2種の市販モデルで大ヒットを続けているHONDA。
2021年にはDAXの復活も噂されています。
横型エンジン搭載車種が次世代マシンへ進化していく中、個人的にはCD・CL系とXR・XLR系の復活を期待しています。
CL50 MX仕様
CL・XLRは復活しないのか?
2020年までにホンダが復活させているのは「舗装路メイン」の車種です。
どの車種も細部の造形まで美しく、原付2種というお手軽なカテゴリーながら所有欲を満たしてくれるしっかりとした出来映えです。
空冷縦型エンジン搭載車は出てこない?
ホンダといえば横型エンジンが有名です。
横型エンジンが搭載されたスーパーカブは世界で1億台以上が販売された名車中の名車で、あまりにも有名すぎるバイクです。
一方、空冷のホンダ縦型エンジンもファンが多いことでも知られています。
古くはCB50やR&P、近年ではエイプ50・100やXR50・100に搭載されていましたが、125cc以下の現行ロードモデルではCB125Rの水冷モデルのみとなっています。
縦型エンジンは横型エンジンより高出力な傾向にあり、XR80やXLR125など走りを楽しめるモデルが多いのが特徴です。
そのためか、2021年現在では免許不要のクローズドコース専用モデルであるNSF100やCRF125Fに搭載されています。
125cc以下のオフロードモデルが欲しい!
100cc~125ccほどあれば、4ストロークエンジンでも一般道での走行性能としては十二分なものを感じられます。
日本国内の新車販売台数を支えているのが「スクーターを含めた原付2種以下のクラス」であることも、それを証明しているように思えます。
経済性の高さも含めて、毎日の相棒として最適解ではないでしょうか。
ただ、バイク好きとなれば「単なる移動のため」に所有するのは満足できないのも事実。
そこで、恐怖感が少なく操る喜びを得られる125ccクラスのオフロードモデルがあれば、バイクの世界をより一層広げてくれます。
実際に250ccクラスのオフロードモデルをダートコースに持ち込んでみるとわかりますが、重さ・パワーが扱いきれないと感じるユーザーがほとんどです。
国内で新車の入手が可能な車種
経済性と趣味性のバランスの良さから個人的に125ccのオフ車を待ち望んでるのですが、中古を省くと日本での選択肢は非常に少ない状態です。
現在も新車で入手可能なホンダの2台は、競技用車両という位置づけなので一般道路を走行できません。
中古であれば、比較的登場した年代が新しいKAWASAKIのKLX125が人気です。
また、海外のメーカーからは手ごろなものからハイスペックなものまで多くの車種が提供されています。
復活を期待したい車種
近年の大ヒットの勢いのまま、ホンダのリバイバルシリーズに追加していただきたいのがTL・XLR・NXの3車種です。
TL125 イーハトーブ
XLR80
XLR125
NX125
全てかなり古いバイクですが、現在の技術で復活させてくれたらと思うとワクワクします。
1990年代、短い期間でしたが2ストロークのMTX125に乗っていたことがあり、それまでロードモデルばかり乗っていた私は「こんなに楽しいバイクは初めてかも」と思いました。
その後、少しバイクから遠ざかっていましたが、再びバイクを手に入れてからは「軽い・トルクがある」という点を好んでバイクを選んできました。
操る楽しみを低リスクで感じられるというのが最大の理由ですが、未経験のバイカーにとってサーキットやオフロード専用コースなどは敷居が高いと感じてしまいます。
その理由は「レース用車両の所有」や「結果主義」にあると感じます。
確かに舗装路のサーキットは費用もリスクも大きくなりますが、オフロードは実際に足を踏み入れてみるとコースの周囲でも自分の能力に応じた楽しみ方があります。
本格的に速さを求めたくなったらレーサー(モトクロッサーやエンデュランサー)を手に入れればよいとして、ナンバー付きの市販車でも面白いほど楽しめるのがオフロードの良いところです。
私のような一般ユーザーが、恐れることなく身近な楽しみとしてオフロード走行ができる市販車を国内のメーカーが発売してくれことを楽しみに、ホンダの快進撃を応援したいと思います。