世界が新型コロナウィルス対策に追われている最中の2020年6月24日、ショックなニュースが飛び込んできました。
オリンパス 映像事業を譲渡
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えっ?!
私、マイクロフォーサーズ規格のデジタルカメラを愛用しているのですが、この先どうなっていくのでしょう。
某カメラSHOPの店頭に陳列されたOMD EM-1 MKⅢで連写したときのファインダーの見え方に進化を感じ、完全にEVFのタイムラグがなくなれば、もう一眼レフには戻れないかも・・・と感じていた矢先の出来事でした。
モータースポーツなど動きの速い被写体を撮影するために、レフ機を買い増ししようかと考えていたのですが、この機会にすべてのMFT機を売却し、世界シェアの高いCANONやNIKONのAPS-C機などに入れ替えてしまおうかと考えてしまいました。
しかし、オリンパスが映像部門の再建を担うとみられる企業の情報を見ていると、逆に明るい未来が待っているかもしれないという希望を感じたのも事実です。
現在所有しているM4/3機
現時点で所有しているM4/3機は3台。
①オリンパス PEN E-PL9
②パナソニック LUMIX DMC-G8
③パナソニック LUMIX GF-9
レンズは全てのボディで使いまわせるため、単焦点4本・標準ズーム2本・望遠ズーム3本=合計8本所有しています。
それぞれに特徴があり使い勝手の良い機種ばかりですが、すべてにおいて共通するのは「持ち出す際に負担にならない」という携帯性の高さです。
スマホでもキレイな写真が撮れる時代ではありますが、やはり一眼カメラで撮影する楽しさや映りの良さは、他のものでは置き換えられないものだと感じます。
ちなみに、M4/3機ではDMC-GX7 KM2を、1型センサーのコンデジはDMC-FZ1000を所有していたこともあります。
さらに、コンデジではありますがオリンパスの防水カメラ TG-6 の購入を検討しています。
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経営再建について
一般的にはカメラ製品の認知度が高いと思いますが、実はオリンパスは医療製品などでも活躍する企業です。
今回、オリンパスから映像部門を分社化し、日本産業パートナーズ株式会社(JIP)の支援を受けながら再建を目指すというものです。
2020年3月期まで3期連続で赤字となったオリンパスの映像事業ですが、新会社ではその高い技術力や開発力を支援しOMD、PENなどのブランドや製造体制の維持、オリンパス製品のカスタマーサポートも継続するとアナウンスされています。
2020年9月30日までに契約を締結し、同年12月31日までに本取引を完了する計画とのこと。
JIPってどんな会社?
ところで、JIP(日本産業パートナーズ株式会社)とは、どのような会社なのでしょう。
今までの投資実績を見てみると有名な企業が名前を連ねていましたので、その一部を紹介します。
・すかいらーく(レストラン)
・ヤマハリビングテック(ヤマハ株式会社の傘下 住宅機器の製造)
・ITX(オリンパス株式会社の傘下 携帯電話販売事業)
・NECビッグローブ(日本電気株式会社の傘下 ISP事業)
・Vaio(SONY株式会社のPC事業)
いまでも継続投資中の企業もありますが、世界で競争できる技術や商品力をもつ事業に対し投資を行い、事業そのものが本来の力をじゅうぶん発揮できるような条件を整え、やりがいのある事業にすることに留意しているとのこと。
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製品開発が加速するか
ここからは仮定の話です。
グループ内における不採算事業部門
↓
潤沢な開発資金がグループ内で確保しにくい
↓
競争力の低下による販売減(利益減)
↓
翌年も資金の確保ができない
このような負のスパイラルは、ビジネスの世界では規模の大小にかかわらず起きていることでしょう。
しかし、そこに世界で戦える技術力や商品力が存在しているのであれば、いっそのことグループから離れ、その分野の「専業」として活躍できる可能性もあります。
「あれもこれもできる人」ではなく、「これをやらせたら世界一」という存在を支援しているのがJIPなのかもしれません。
当然、「目利き」も必要でしょう。
私個人としては「マイクロフォーサーズ」の飛躍的な進化に期待しています。
まずはファインダーのタイムラグを完全にゼロにした機種を、手の届く金額で販売してほしいと願います!
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