2020/2/22 世界的規模で感染エリアが拡大している「新型コロナウィルス」。
中国の経済活動に影響が出ることが早期に予測されていましたが、次第に各国産業へも影響が出始めました。
また、●●マラソンという各地で開催予定だったイベントや各地から首都圏に集まる大型展示会などの開催も、中止や延期という案内が続出しています。
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建設・建築業界では納期遅延が大量に発生する見通し
2020年2月18日、衛生陶器で有名な資材メーカーのHPに掲載された内容は、同業他社にも同じことが起きていることを表していました。
建築中の物件の資材の確保が出来るのか?という心配は、マスクほどではないにせよすぐに現場に浸透し、キッチンメーカーや建具メーカーなども数日後には同様の案内を出しています。
国内で組み立てられる商品のいくつかの部品が、中国からの輸入で賄われていたということでしょう。
仮にキッチンのドアノブや排水管の部品が1つ足りなくても、製品としては完成しません。
いつ供給体制が整うのか誰もわからない状況にあって、完成間近の建物はなんとか完成させることができるかもしれませんが、棟上げしたばかりの物件では資材が工期までに間に合わないことも出てくると思われます。
2020/3/9追記・・・国土交通省から緊急対策が発表されました。
建物が完成しない可能性
現在の建築物のほとんどは、事前に決められたスケジュールに沿って工事が進められています。
完成する時期が決まっているということは、それに合わせて資材の納品が行われているということになります。
その資材の納品が滞る=工期が遅れるということを意味します。
木造住宅の場合3~4か月前後の工期が一般的なので、このまま新型ウィルスの影響が長引けば確実に完成予定日に出来上がらない建物が出てくるでしょう。
代替品を国内もしくは影響のない海外から仕入れることが出来れば、この問題はクリアできます。
そう考えると日本の町工場が担ってきた役割は海外の低コスト市場に奪われていたということを実感できます。
そして日本の製造業を支えてきた中小の企業は、品質の高い製品を低コストで供給してきたということを再確認できた瞬間でもありました。
2020/3後半に入り、受注をSTOPしていた一部のメーカーは新規受注を再開しました。
ただ、受注を再開したのみであり、出荷(納品)が即座に行われるということではありません。
住宅会社によって対応はバラバラですが、注文住宅は建築を進め、分譲住宅は一旦見合わせるという動きも聞こえてきます。
リスク分散
かつて幾度となく大規模な被災を繰り返して来た日本。
とくに2011年の被災では国内の製造拠点に大きなダメージを受けた企業も多かったと聞きます。
ある一定の地域に企業の基盤が集中していたことで、復旧までに相当の期間が必要だったでしょう。
この厳しい経験を基に、製造工場を各地に展開しリスク分散を図った企業もあります。
しかしながら、今回のウィルス騒動では一定の地域だけではなく世界的規模での影響となり、私たちの想定を大幅に上回るダメージを生み出そうとしています。
追記
サッカー界の著名人 本田圭佑さんが紹介していたウィルス拡散に関する情報
小規模な街に保菌者が入り、感染が拡大~収束していく様子を動画で紹介しています。
多くの方に見ていただきたいと感じ、共有させていただきました。
見えない敵への対策
目に見えない、詳しくわかっていない。
そのことが、これほどまでに怖いことだとは思ってもいませんでした。
よくいわれている手洗い&うがいを徹底すると良いという情報も、感染のしかたが有識者たちの予測と異なっていたら効果があるのかどうかも分からなくなります。
しかし今できることは、感染しないように注意することと、感染しても重症化しないように体調を管理することくらいしかありません。
とはいえ、今の私にできることは少ないのも事実です。
少しでも外出を自粛されている方々の時間つぶしや癒しになればという考えで、フォトアルバムを公開しております。
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デジタルデータの整理に重宝しています♪
最後になりましたが、1日もはやく新型コロナウィルス騒動が終息することを願います。