穏やかな雰囲気とスライドドアの採用&扱いやすいサイズで、日本でも人気の高いルノーのカングー。
フレンチ バン
欧州ではプジョーやVWなどの競合車種が多いカテゴリーで、時代の流れに合わせ姿かたちを変えながら、その存在価値を高めています。
カングーになる前
カングーのベースとなったモデルはルノー・エクスプレスという車と言われていますね。
引用元:みんから
フランス以外にも、スペインや台湾で1985年~2000年ごろまで生産されていました。
パワーユニットは、ガソリン1.0/1.1/1.4Lと、ディーゼル1.6/1.9L。
日本でもお洒落なサーファーが選ぶ車として人気が高く、ボルボの240エステートなどと同じくらいの頻度で見かけたように思います。
カングーにバトンタッチ
1997年ごろに登場したカングー。
リアにスライドドアを搭載し4ドア化されたカングーは、商用車と乗用車の2モデルを発表すると、その使い勝手の良さで大ヒットとなります。
パワーユニットは、ガソリン1.0/1.2/1.4/1.6Lと、ディーゼル1.5/1.9L。
さらにLPG仕様も存在します。
ルドスパス=遊びの空間という異名を与えられたカングーは、次第に乗用モデルの受注が増加し、これに追従するためシトロエン・VW・プジューなどが続々とライバル車種を投入することとなります。
進化したカングー
ライバル車種の登場で、商品力に磨きをかけた新型の投入が必要となったカングー。
ベースモデルをひとまわり大きなメガーヌへ変更しサイズを大型化したことで、3ナンバーボディとなり「デカングー」と呼ばれています。
パワーユニットは、ガソリン1.6L/1.2Lターボ、ディーゼル1.5Lなど。
居住性・積載性・安全性が増し、車名もKangoo⇒KanGooへと変更されました。
次は電動化
2020年の発売をめどに開発が進んでいるといわれているカングーのEV&PHEV。
荷物をたくさん積めて乗り心地も良いカングーは、キャンプなどアウトドアを好むユーザーからの支持も高い車です。
EVになればキャンプ時の非常電源にもなりうるので、日本でもさらに人気が出そうですね。