今回は恥ずかしながら失敗談をお届けします。
タイトルどおり自分でスマホのバッテリーを交換しようと部品と工具のセットを購入し、DIYで交換を試みた結果・・・
なんと、失敗してしまいました!
何人かの方が記事にされていたのを拝見し、しっかりと予習していたにもかかわらず、ある一点でミスを犯してしまいました。
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私と同じような失敗をしてほしくないという思いから、あえて今回のスマホ用バッテリー交換作業を掲載することにしました。
失敗した私がいうのもなんですが、注意深く行えば作業自体はそこまで難しいものではないと感じました。
壊した部分
早速ですが、壊した部分を画像で紹介いたします。
最初に作業したときは「思ったより簡単に交換できた」と感じ、浮かれた気分で充電~電源ON!
ところが、電源ボタンを30秒以上長押ししても画面には何も映りませんでした。
やってしまった・・・
どこで何をやってしまったのか?考えても分からなかったので再度スマホを分解し各部のチェックをしてみると、配線を切断している部分を見つけました。
壊した部品
赤で囲んだ小さな部品ですが、本来は下の画像のように画面につながっていなければなりません。
正常な状態
赤で囲んだ部分をみると、四角い部品が平たいコードのようなもので本体につながっているのがわかります。
どのような状態になったか?
この失敗によって起きた不具合は
電源ボタンを押しても画面に何も映らない
というものです。
そもそも起動していないのか?
起動しているものの、画面に何も映っていないだけなのか?
それすらわからない状況になりました。
充電ケーブルをつないだ直後
ひとつだけ画面に表示されたのは、充電ケーブルをつないだ直後にバッテリーの残量を示すものでした。
このあと80%くらいまで容量が増えたのを確認したので、バッテリーは正常な商品だと思われます。
部品取りの端末が安く入手できるようになったら、その時に改めて修理にチャレンジしてみたいと思います。
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バッテリー交換作業の様子を画像で紹介
失敗した部分も含め、HUAWEI P9のバッテリー交換作業について、ひとおおりの作業風景を紹介いたします。
端末と購入部品
このときは、これから起こる出来事を知る由もありませんでした・・・
端末と交換用工具など
交換用バッテリーの他に、5種類の精密ドライバー・ギターのピックのようなもの×2枚・部品取り外し用工具×2本・吸盤×1ケ・バッテリー固定用両面テープなどが同梱されていました。
SIMカードスロット
本体を開ける前にSIMカードをスロットごと取り外しておきます。
カードスロットが取り付けられたままだと、本体を開けた時に引っかかって邪魔になります。(最悪の場合はスロットか本体側を破損してしまう恐れもあります)
スロットを開けるピンが無ければ、画像のようにクリップなどで代用できます。
充電用端子の両端部ビス
精密ドライバーを使ってファーウェイP9の本体底面、充電用端子の両端にある小さなネジを取り外します。
本体を画面をカバーに分離
この作業は運もあるかと思いますが、画像の吸盤ひとつではとても開けることはできません。
私はイヤホンジャックに精密ドライバーを差し込み、軽く上に持ちあげてきっかけをつくってから吸盤を使って画面を引っ張りました。
もっと親切な工具が入ったセットも販売されているので、イヤホンジャックに差し込みたくないかたは私とは別のセットを購入されたほうが良いと思います。
スマホ用バッテリー&工具セット
画像のセットは交換用の工具も充実しているうえに、説明書も付いていますね。
後の祭りですがこのようなセットも¥3,000以下で販売されているので、少しの差ならこのようなセットのほうが作業成功の確率は飛躍的に高まると思います。
特に画面とカバーを剥がすときに使う吸盤が両方についている「洗濯ばさみのような」工具が便利そうですね。
さて、いよいよスマートフォン内部があらわになりました。
本体を開けたところ
バッテリー交換作業を行いやすくするためにスマートフォンの画面部分とカバー部分を分離するのですが、指紋センサーのコードがつながっているので、まずはこれを取り外しておきましょう。
指紋センサー部分拡大
赤で囲んだ部品が指紋センサー用配線の接続部分です。
取り付けと取り外しは方法がわかれば非常に簡単ですが、初めての場合にはどれくらいの力でどのように取り外せば良いのか?わかりにくいのも事実です。
バッテリー交換時に取り外す必要がある配線の接点は、指紋センサー部分を含めファーウェイP9の場合5か所あります。
私の例え方で伝えられるか分かりませんが、言葉で伝えるなら
という感覚です。
部品どうしは平面に置いた状態のスマホの垂直方向に力を加えることで、取り付けと取り外しが可能なつくりとなっています。
水平方向にスライドさせたりしても外れませんのでご注意ください。
そのぶん、外れてしまう恐れがあることから金具で押さえてあるのだと思いました。
接点の位置
赤い枠で囲んだ部分に接点があります。
画面右中央部にある一番長細い金具の下には2つの接点があるので、合計5か所となります。
接点を押さえている金具を外します
さきほどの画像で赤く囲んだ金具を2つ取り外します。
この金具は非常に薄い金属のプレートで、隣接する部分に少し紙合わさった状態で取り付けられています。
少し時間がかかるかもしれませんが、ピンセット等を用意して丁寧に取り外しましょう。
プレートと基盤のネジを取り外した状態
金属プレートを取り外すと、接点が見えてきます。
赤はバッテリーからの配線で、すでに取り外した状態です。
黄色はスマホの画面の裏側からきている配線で、2か所にあります。
緑は初めに取り外した指紋センサーと、後に悲劇を起こす接点です。
基盤を取り外すために、5か所のネジを取り外してあります。
基盤の取り外し
ここですでに配線が切断された状態が写っていました。
緑で囲んだ部分ですが、忘れずに取り外していれば・・・後悔先に立たずとはまさにこのことです。
基盤が取り外された状態
このときはまだ配線を切断したことに気づいていません。
バッテリーの取り外し 右側のフィルム
バッテリーの取り外し 中央のフィルム
バッテリーの上部には2か所の黒いフィルムがあります。
右端と中央にそれぞれ幅が1cmほどの黒い部分が見えています。
これをできる限り水平に引っ張りだすことに成功すると、バッテリーは比較的簡単に取り外しできます。
ちなみに私、中央は成功しましたが右側を途中で引きちぎってしまいました。
バッテリー取り外し
さて、いよいよ最も難易度が高いと言われているバッテリー本体の取り外しです。
ここまで準備できていれば、実はそんなに難しい作業ではありませんので、隙間に工具を差し込んで少しづつ浮かせていきます。
気を付けたいのは画面裏側の基盤を傷つけないことと、バッテリーを完全に放電させた状態で作業をするということでしょう。
とくにバッテリーは画像のようにグニャリと折れ曲がるので、電池残量が大きいと発火することがあるようです。
あと少しでバッテリーが取り外せます
基盤に傷をつけないように気を付けながらバッテリーを取り外していきます。
ここまでくればあと少し。
気を抜かずに丁寧に作業しましょう。
分解されたスマホ
ここでもまだ配線を切断したことに気づいていません。
スムーズに作業できたと安堵しながら新しいバッテリーを取り付け開始しました。
新しいバッテリーに交換
ジャストサイズの新しいバッテリーを搭載し、各部の接続とネジ留めを行いました。
今回はバッテリーは両面テープを使わずに、パーツの圧力で収まっています。
このとき、配線の切断には全く気付いていませんでしたが、後に再度分解することになり「バッテリーをテープ止めしなくてよかった」と感じました。
最後に
失敗したら新しいスマホに変えよう♪と、軽い気持ちで挑んだことが失敗の原因だったと思います。
多くの方々の情報を基に準備し確実に成功させる気持ちで取り組めば、決して難しい作業ではなかったと感じます。
ファーウェイP9の交換用ガラス画面や中古品が安価に入手できるようになれば、その時には今回壊してしまったスマホを復活させようと思います。
ちなみに、新たに購入したのはOPPO製のAX7です。
楽天モバイルのHPによると、2019年10月以降に順次MNO回線への切り替えが行われるようです。
2019年3月15日現在、楽天MNO回線の対応端末はSHARP製×5、HUAWEI製×1、OPPO製×3、NEC製(ルーター)×1の合計10品種のみとなっています。
長い記事になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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