近年の夏場の猛暑、みなさんはいかがお過ごしですか?
庭の掃除をするのにも体調管理にはじゅうぶんにお気を付けください。
高圧洗浄機でブロック塀を洗ってみました
さて今回は、ブロック塀に30年近い年月をかけてしっかりと育ったコケを。高圧洗浄で除去した際の様子です。
記事の後半では動画も交えてお伝えしますので、公共交通機関などでご覧のかたは、再生時の音量等に注意してください。
コケも塗装もはがれました
それでは、まずこちらの画像をご覧ください。
除去されたコケと塀の古い塗膜
ここは高さが25cmほどのエントランス部分のブロック塀ですが、最上部から10cm程度が白くなっているのがわかると思います。
この白くなった部分は撮影前に高圧洗浄を行った跡になります。
高圧洗浄はサイディングに対して危険だとお話しした理由が、この画像の中央寄りに移っている白い粉上の物体の正体です。
この白い粉のようなものは、ブロック塀に塗られていた白い塗装が剥がれてしまったものなのです。
窯業系サイディングにこれと同じような高圧での洗浄を行うと、塗膜ごと除去してしまう可能性が非常に高くなりますのでご注意ください。
そしてこのブロック塀の1面を高圧洗浄機で洗い流した画像がコチラ↓
高圧洗浄後の画像
コケの厚みが3mm~5mm程度まで育っていたので、ヒゲ状に残ってしまった部分もありますが、かなりきれいになりました。
手前のレンガの上にはたくさんの除去されたコケが見えますね。
ここのブロック塀のつくりは、ブロック+モルタル(灰色)+新築時の塗装(ベージュ)+塗り替え時の塗装(白)となっていました。
長い年月をかけて塗膜が完全に剥がれてしまった部分も多いですが、残った白やベージュの塗膜に高圧洗浄機のノズル先端を3~5cm程度の距離まで近づけて洗浄すると、塗膜が飛び散る様子が目視でもハッキリとわかりました。
このブロック塀のコケとり作業の様子を少しだけ動画で紹介します。
約11秒の動画です 再生時 音量にご注意ください!
高圧洗浄機の水が出てくる先端部分をブロック塀にかなり接近させると、勢いよくコケが取れていきます。
水が当たった部分の黒っぽいコケが無くなっていくところを見ていただけましたでしょうか?
使用した高圧洗浄機
今回の作業で使った高圧洗浄機はケルヒャー社のJTKサイレントという商品です。
KARCHER JTKサイレント
本体の重量が量販モデルの約半分となる5.7kgと軽量になったことで、力の弱い女性でも持ち運びしやすい機種となっています。
そしてサイレント(静音)タイプなので、作業中の音もかなり抑えられています。
水道ホースへの接続や、先端ノズルの交換などには少し力が必要ですが、コツさえつかめばほとんどの大人の方が作業可能なレベルかと思います。
それから、数年前に購入した高圧洗浄機はノズルの先端部分が金属だったので錆がでてすぐに使えなくなった記憶があるのですが、今回のJTKサイレントでは、先端部分は樹脂製となっていて、数か所ある接続部分にも金属が見えている部分がほとんどありませんでした。
この改良は長期間使わなかったときのサビの発生を無くせるので、耐久性に期待が持てます。
また、トリガー部分のホースは長さが10mと長いのですが、水道と高圧洗浄機本体をつなぐホース&電源コードはそこまで長くありません。
住宅の4面全てに水道の蛇口と電源があれば問題ありませんが、可能であれば水道連結用のホースと電源コードを延長出来るような設備が準備できることが望ましいかと感じました。
鉄製フェンスも洗ってみました
最後に、フェンスにこびりついた汚れを除去している動画も掲載してみましたので、お時間のある方はどうぞご覧ください。
約15秒の動画です 再生時 音量にご注意ください!
フェンスの汚れを洗浄中
いかがですか?かなり素早く汚れが除去できている様子が見ていただけたかと思います。
このように、時間と労力をかけずに手では取れないような汚れも落としてくれる高圧洗浄機は非常に便利なものではありますが、その洗浄力の強さから窯業系サイディングの清掃に用いるときには低圧にしてお使いになるなどの配慮が必要だと思います。
ちなみに今回つかったケルヒャーのJTKサイレントでは、先端をひねることで水圧の変化を得られる仕組みになっていました。
他にも先端のノズルが2種類ほど付属していて、一つは先端がブラシ状になったタイプ、もう一つは洗剤などの薬品を入れて使うような形状のものでした。
皆さんが高圧洗浄機を使って住宅周辺の清掃をお考えの場合に、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
今回もご覧いただきありがとうございました。