こんにちは。
HONDA CRF250 RALLYは、2015年3月に開催された「第31回大阪モーターサイクルショー」と「台42回東京モーターサイクルショー」で、コンセプトモデルとして世界初公開されました。
そのおおよそ2年後となる2017年2月20日に発売されて以来、市場から高い評価を得ているホンダのCRF250 RALLYですが、2018年3月2日にはブラック色が追加されました。
さらにその1年後となる2019年3月26日、今後はカラーリングを変更しての登場となります。
発売時 2017 CRF250 RALLY
軽二輪アドベンチャーモデル「CRF250 RALLY」を発売
Hondaは、水冷・4ストローク・DOHC・単気筒250ccエンジンを搭載し、大型スクリーンや大容量フューエルタンクなどを装備したアドベンチャーモデル「CRF250 RALLY」を、2月20日(月)に発売します。
CRF250 RALLYは、2015年3月に開催された「第31回 大阪モーターサイクルショー/第42回 東京モーターサイクルショー」にコンセプトモデルとして世界初公開し、大変好評を博したモデルで、「ザ・ダカールレプリカ 週末の冒険者へ」を開発コンセプトに、ダカールラリー参戦マシン「CRF450 RALLY」のフォルムだけではなく、その開発思想を受け継ぎ開発しました。
CRF450 RALLYを彷彿させる、大型でウインドプロテクション性能に優れ、快適な高速巡航を可能とするスクリーンをはじめ、ラリーマシンと同様のフレームマウントで、個性的なフロントビューの左右非対称の二眼LEDヘッドライトを採用するとともに、車体色をエクストリームレッドとすることでアグレッシブな印象としています。また、未舗装路での走行を考慮したロングストロークの前・後サスペンションを採用することで、250ccクラスの枠を超えた存在感を演出しています。エンジンは、低回転域での力強いトルクと高回転域での伸びのある出力を両立する、扱いやすい特性の水冷・4ストローク・DOHC・単気筒250ccエンジンを搭載。ブレーキシステムには、不意なブレーキ操作時や急な路面変化によるタイヤロックを抑制するABSをタイプ設定。また、前・後サスペンションを変更し、シート高を65mm低くすることで足つき性を高めたType LDをタイプ設定しています。
ホンダHPより引用
CRF250 RALLY<ABS>(エクストリームレッド)
販売計画台数(国内・年間) 2,100台
CRF250 RALLYの主な特長
エンジン
・エンジンは、低フリクション技術を採用し、優れた燃費性能と、さまざまなシーンでの扱いやすさが好評の水冷・4ストローク・DOHC・単気筒250ccエンジンをベースに、ピーク出力の向上に加え、力強い低速トルクの両立を実現。
・口径を大径化させたスロットルボディーと、パイプ途中で管径を拡大させた拡管構造のエキゾーストパイプの採用で、より扱いやすいエンジン特性を実現。
・マフラー内部を2室構造とすることで、排気音に歯切れの良いパルス感を演出するとともに、軽量・コンパクト化を実現。
車体
・ラリーレーサーの高機能イメージを表現する、CRF450 RALLYと同形状のフローティングウィンドスクリーンと、フレームマウントされた左右非対称の二眼の高輝度LEDヘッドライト。
・エアマネージメントを考慮し設計されたナックルガード、シュラウド、ミドルカウル、アンダーカウルは、ラリーマシンの開発ノウハウを受け継ぎ配置されたスリットにより、車体外装に沿って流れる空気を整流することで、軽快なハンドリングを実現し、また、ウィンドスクリーンとともにライダーが受ける空気抵抗を低減させることで、ライダーの疲労を軽減するともに、快適な高速巡航性能を実現。
・ライディングポジションの自由度を確保しつつ、優れた燃費性能と相まって、長距離ツーリングでの利便性を配慮した、10Lの大容量フューエルタンク。
・給油時の使いやすさに配慮したエアプレーンタイプのヒンジ式タンクキャップ。
・最低地上高は、未舗装路における走破性を高める270mm※1を確保するとともに、250ccクラスの枠を超えた存在感を演出する新設計の専用前・後サスペンション。
・最適な剛性を得られる形状、優れたハンドリングを実現するセッティングを施した新設計のフロントフォークと新設計のリンク、コンロッドにより、しなやかで快適な乗り心地としたリアサスペンション。
・前・後のサスペンションを変更し、シート高を65mm下げることで足つき性を向上させた、ローダウン仕様のType LDをタイプ設定。
・オフロード走行特有のファンライドにも対応できるよう、リアタイヤの制御を遮断できるABS仕様をタイプ設定。
・ツールセットに加え、小物類の収納に配慮したキーロック付ツールボックス。
※1Type LDは205mm
カラーリング
・ダカールラリー参戦マシン「CRF450 RALLY」のカラーをまとったエクストリームレッドを設定。
CRF250 RALLY 主要諸元(2017年モデル)
通称名 | CRF250 RALLY | CRF250 RALLY<ABS> | |
車名・型式 | ホンダ・2BK-MD44 | ||
全長×全幅×全高 (mm) | 2,210〔2,175〕×900×1,425〔1,360〕 | ||
軸距 (mm) | 1,455〔1,430〕 | ||
最低地上高 (mm) | 270〔205〕 | ||
シート高 (mm) | 895〔830〕 | ||
車両重量 (kg) | 155〔154〕 | 157〔156〕 | |
乗車定員 (人) | 2 | ||
燃料消費率※2(km/L) | 国土交通省届出値 定地燃費値 |
44.3(60km/h定地走行テスト値)<2名乗車時> | |
WMTCモード値 (クラス) |
33.1(クラス2-2)※3<1名乗車時> | ||
最小回転半径 (m) | 2.3 | ||
エンジン型式・種類 | MD38E・水冷 4ストローク DOHC 4バルブ 単気筒 | ||
総排気量 (cm3) | 249 | ||
内径×行程 (mm) | 76.0×55.0 | ||
圧縮比 | 10.7 | ||
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 18[24]/8,500 | ||
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 23[2.3]/6,750 | ||
燃料供給装置形式 | 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)> | ||
始動方式 | セルフ式 | ||
点火装置形式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | ||
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | ||
燃料タンク容量 (L) | 10 | ||
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 | ||
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | ||
変速比 | 1速 | 3.333 | |
2速 | 2.117 | ||
3速 | 1.571 | ||
4速 | 1.304 | ||
5速 | 1.103 | ||
6速 | 0.967 | ||
減速比(1次/2次) | 2.807/2.857 | ||
キャスター角(度)/トレール量(mm) | 28°05´〔27°35´〕/114〔113〕 | ||
タイヤ | 前 | 3.00-21 51P | |
後 | 120/80-18M/C 62P | ||
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク | |
後 | 油圧式ディスク | ||
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 | |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | ||
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
〔 〕内はType LD
※2燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※3WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
*製造事業者/Thai Honda Manufacturing Co., Ltd. 製造国/タイ 輸入事業者/本田技研工業株式会社
2018 CRF250 RALLYブラック
2018年3月2日に追加されたブラック色。
引き締まったイメージで、赤が苦手だったり派手な色が苦手なユーザーさんのハートをがっちりキャッチしそうな配色となっています。
CRF250 RALLYブラック
ブラック色はノーマル車高&Type LD共、ABS付きモデルのみの追加となっています。
ABS無しはエクストリームレッドのみとなります。
2019 CRF250 RALLY カラーリング変更
2019年3月26日発売予定の新色 CRF250 RALLY エクストリームレッド。
2019 CRF250 RALLY エクストリームレッド
ぱっと見ただけでは「どこが変わったの?」という感じですが、よく見てみるとフロントフォークのアウターチューブが金色からブロンズに変わっています。
エクストリームレッドのほかにブラックも発売予定となっています。
EICMA2018で展示された125cc
EICMA2018のホンダブースで話題となったCB125Rベースのコンセプト車両。
125ccコンセプト車両
ベース車両の完成度の高さにも定評があるため、発売されたら世界中のホンダファンから喜びの声が上がるでしょう!
CRF250Lも同時期にカラーリング変更
ダカールレプリカのラリーモデルは3月26日ですが、ベースモデルのCRF250Lは一足早く2019年2月15日にカラーリングを変更して発売されます。
2019年現在、貴重な国産250ccデュアルパーパスモデルのCRF250L。
長く付き合えそうな1台ですね。