この数年で魅力的な電動バイクが続々と発表されています。
先日もハーレーダビッドソンが新型電動バイクの発売予告を行っていました。
また、トライアル競技においても電動部門が新設されヤマハのTY-Eが活躍するなど、日本勢も電動化の波に乗り遅れまいと開発に注力しているのがわかります。
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そして、電動バイクが市場に浸透してくるにつれ気になるのが「日本国内で排気量別になっている2輪車の免許区分」とどのようにリンクしているのか?ということです。
具体的な例を紹介すると、
ハーレーの電動バイク(LIVEWIRE)は大型2輪を持っていないと乗れないのか?
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市販されている電動バイクと出力
市販予定のものをふくめ、電動バイクの出力がどのようなものなのか?調べてみました。
ヤマハのE-Vinoは定格出力0.58kW(最高出力1.2kW)と掲載されています。
折りたためる電動バイクとして人気のBLAZEスマートEVは0.53kW(おそらく定格出力)と掲載あり。
ベスパの電動スクーターは定格出力2.0kWとの情報あり。
台湾のKYMCOが発表した2種類の電動スクーターのうち、ナイス100EVは最高出力が1.5kW、メニー110EVの最高出力は3.2kWとなっているようですので、E-Vinoを参考にすると定格出力はナイス100EVが0.75kW前後、メニー110EVが1.6kW前後ではないかと推測します。
ちなみに、ハーレーのLIVEWIREは最高出力が74hp(約55kW)なので、定格出力は28kW程度ではないでしょうか?
現在の免許制度にあてはめる
ヤマハのE-VinoとブレイズのスマートEVは、国内販売されており原付免許で乗れることが公表されています。
上の表でみても、この2台は定格出力が0.6kW未満なので問題無く原付免許で乗れるということになります。
2019年にアジア地域で販売が予定されているVespaのElettricaは普通2輪免許が必要です。
キムコの2台はというと、ナイス100EVは小型が、メニー110EVが普通2輪免許がそれぞれ必要になりそうですね。
そして、ハーレーのLIVEWIREは普通2輪で乗れてしまうということになります。
最後に
今のところ、大排気量エンジン搭載車両に該当する電動バイクが存在しないことから現状の区分でも問題ないように感じますが、技術の進歩と照らし合わせながら制度改正などが行われていくのかもしれませんね。