こんにちは。
今回紹介するのは、2000年代前半に市街地でよく見かけたおしゃれな原付「ホンダ Solo」です。
モペットの再来?と思えるくらいの風貌で、自転車にエンジンを搭載したようなシンプルなスタイルは、おしゃれな若者のシティコミューターとして人気を博しました。
2018年、発売から15年経過した現在ではほとんど見かけなくなってしまったSoloですが、当時のことを振り返りつつどんなバイクだったのかを調べてみました。
HONDA Solo
Soloの性能
Solo(ソロ)は先行発売されていたエイプ・ズーマー・バイトにつづくNプロジェクト第4弾として2003年3月5日に発表され、同月14日に発売された排気量50㏄クラスの原動機付自転車です。(Nプロジェクト=若者のライフスタイルに合う魅力的な製品を開発するNEWプロジェクトの略)
車体は、バックボーンフレームに大きめのサドルタイプのシートを装着しています。
また、サスペンションは前輪をテレスコピック、後輪をスイングアームとして走行安定性の高い構成になっています。
ホイールは細身の車体を活かすために前後18インチ、ブレーキは前後ともドラムブレーキです。
搭載されるAC17E型エンジンは、スーパーカブ系と共通する前傾80°空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンをSolo用に設定変更しているようです。
クラッチは自動遠心式クラッチで、ギアは3速のロータリー・マニュアルトランスミッションでした。
Soloの特徴
このSoloの最大の特徴は、外観の色合いをオーナー自信がコーディネート出来ることでした。
標準色3種類のスタンダード以外に、タンク・フレーム・シート等 を好みで組み合わせる以下のカラーオーダープランがオプション設定されていたので、おしゃれに敏感な若者に受け入れられたのでしょう。
価格は、スタンダードが¥199,000-、STYLE1が¥214,000-、STYLE2が¥219,000-となっていました。
Soloの現状
2003年の発売から2007年の生産終了までの間にどれほどの数が売れたのかわかりませんが、2018年になった現在では、街中で見かけることは少ないと思います。
一部のネット上の噂などではエンジンマウント部分の強度がカブやモンキーと比べると弱く、振動によってクラックが入りやすいのではないか?と言われていたようですが、真実のほどは定かではありません。
画像で見る限りでは、エアクリーナ部分もエンジンハンガーのようになって3点で支持しているので、私にはノーマルの状態で問題があるようには思えません。
カブやモンキーなどと違って、リアサスが1本になっていることで、リアフェンダーの周囲が非常にスッキリしているあたりも個人的に好みです。
状態の良い車両を見つけたら、記念に1台確保しておきたいホンダのSoloを紹介いたしました。