こんにちは。
ホンダのスクランブラーモデルで最も排気量の小さなバイクといえば、やはりCL50でしょう。
この記事を書いている2018年にはモンキーが125ccになったりと、小さな排気量のバイクが業界のNEWSになることが多い年でした。
そんなカテゴリーから私の所有する原付、ホンダのCL50のキャブレター交換についてお話ししたいと思います。
ホンダ CL50
ホンダ CL50 ベンリィ
この原付は見た目がビンテージ風な為か、長い間安定して人気があります。
しかし、一般道路を車や大型バイクと混走するのは非常に怖いバイクでもあります。
信号停止からのスタートダッシュ能力が低いので、後ろからどんどん車が迫ってきて怖い思いをすることも多いのです。
そんなCL50ですが、簡単かつ低予算で一般道路の走行程度なら快適に走れるようなカスタムが出来てしまいます。
CL50オーナーさんの中には、ご自分でエンジやキャブレターをカスタムして、走りの性能を高めてみたいユーザーさんも多いのではないかと思っています。
エンジンについては別の機会に記事を書こうと思っていますので、今回はキャブレターを交換したときのことを少し紹介してみます。
CL50 ビッグキャブ装着
CL50にPC20を装着しました
キャブレターはこのクラスで大人気の ケイヒン PC20 を選びました。
モンキー用 左出しマニホールド(VM22用)でCL50にPC20をセット
私のCL50の主な使用目的は、近距離の通勤です。
通勤ということは、雨の日も風の日も変わらず安定した走行をこなしてもらう必要があります。
エアクリーナとマニホールド
キャブレター交換で問題になりやすいのが、エアクリーナーの取り付けです。
やはり、雨の日などのことを考えるとノーマルのエアクリーナーが使えるのはありがたいですよね。
私の場合、シリンダーヘッドもバルブ径の大きなものと交換してハイカムも組み込んでしまったのが悪かったのか、ノーマルのエアクリーナーBOXでは低速でのセッティングがなかなか決まりません。
結局ノーマル形状のマニホールドを使い、吸気部分のダクトを加工してフレームの中にパワーフィルターを隠すような収まりにして乗っていました。
そのセットで何日か乗っては見たものの、どうやっても低速での「もたつき感」が消えず、ギクシャクしたまま乗っていましたが、ある日、友人が持っているケイヒンのPE22を借りる機会がありました。
そのままではマニホールドと連結出来ないので、PE24用の左出しマニホールドとパワーフィルターを装着したら、高回転まで気持ちよいくらい回ってしまいました。
ただ、ノーマルのドラムブレーキでは止まれないと危ないので却下。(ウッドラフキーを加工して高回転型にしているのも原因だと思います。)
PC20を再セッティング
そこで、たまたまミクニのVM22+モンキー系左だしマニホールドがあったので、試しに使ってみることにしました。
キャブレターもVM22をつかってみたりしましたが、結局、PC20とVM22用マニホールドの組み合わせに落ち着きました。
吸気バルブ径の拡大にあわせて、マニホールドの吸気側の口径も大きくしたことが、今回のセッティングに良い結果をもたらしたような気がします。
マフラーを変えたら、さらに高回転まで勢いよくまわってしまいそうで、耐久性が落ちそうなのが心配です。
現在は車体やエンジンとの干渉もなく、すこぶる快調に走っています。
左後方からみた位置関係 エルボー型のパワーフィルターを使いました。
ただ、この位置にキャブレターがくると、ノーマルより少し長めのスロットルワイヤーが必要になるかもしれません。
また、キャブレターによっては、適合するスロットルインナーの掃き出し量が異なる場合もあるので、スロットルワイヤーこと交換になる場合もあります。
いっそのことハイスロにして・・・となると、ブレーキレバーのホルダーが別に必要になりますので、交換時にはご注意ください。
交換したもの
キャブレター ケイヒン PC20
マニホールド ミクニ VM22 モンキー用左出し
ハイスロ kitako
スロットルワイヤー 20cmほど長いもの(ハンドルも高くしたため)
ブレーキレバー&ブレーキレバーホルダー(ハイスロ取り付け時に必須)
ガソリンホース やや長め