1980~1990年代の 国産２ストローク ハイスペック・オフローダー第4弾としてHONDAのMTX125Rをご紹介いたします。
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HONDA MTX125R
HONDA MTX125R
ヤマハのDT125R同様、ライバルであるスズキTS125RやカワサキKDX125SRなどと比較すると、少しおとなしめな雰囲気にも見えるホンダのMTX125Rですが、実際のスペックはどうだったのか調べてみました。
HONDA MTX125R 諸元
シート高 845mm
軸間距離 1,350mm
地上最低高 285mm
乾燥重量 99kg
エンジン 水冷２ストロ－ク単気筒
ボア×ストローク 56.0mm×50.6mm
最高出力 18ps/7,500rpm
最大トルク 1.7kg-m/7,000rpm
フロントホイールトラベル ？
リアホイールトラベル ？
フロントタイヤ 2.75-21
リアタイヤ 4.10-18
標準価格 ￥２４９，０００－
何を隠そう、私が125ccの軽量なバイクに興味を持つきっかけとなったバイクが、このMTX125Rです。
学生時代に中型免許を取得してからはFZR250Rの乗っていましたが、とある事情で一定期間だけMTX125Rを借りることになりました。そのときに体験した胸のすくような爽快感が忘れられず2ストロークのバイクにばかりのっていましたが、NSR250などフルカウルのレーサーレプリカ全盛期だったこともありオフロードタイプには興味がいきませんでした。今思えばもったいない時間を過ごしたと後悔しています。
YZR80を友人から譲ってもらったり、GAGというほんとうにギャグのようなバイクに乗ったり、NSR50でレースに参加したり。最後はR1-ZというRZ250の後継車種のようなバイクで、個人的な第一次バイクブームを終えました。
ヤマハのDT200WRを所有して、オフロードを楽しんでいた時期もあるのですが、思い返してみるとMTX125Rは排気量のわりにトルクがあって非常に乗りやすいバイクだった印象があります。それはスペックにも表れていて、当時からホンダの２ストはトルクがあるセッティングでしたね。
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ライバルマシン達との簡易比較
せっかくなので、1980~1990年代の 国産２ストローク ハイスペック・オフローダー4車種の簡易比較表をつくってみました。
スズキのTS125RやカワサキのKDX125SR、ヤマハのDT125Rなどとくらべると、販売を開始したのが1982年とかなり速い時期でしたので、エンジンなどのスペック的には見劣りしてしまいますが、ダートではパワーより乗りやすさが重要ですので、ホンダのMTX125Rは完成度が高かったことがうかがえます。
また、ホンダは早くから４スト125ccへと舵を切っていて、XL125RやNX125などの125ccのオフロードモデルを生産しています。また、MTX125Rと共通部分の多いMTX200RⅡは２ストローク250ccのCRMシリーズへと統合されてその歴史を終えています。
最近、このクラスへの積極的な取り組みを感じるホンダなだけに、国内正規販売の4スト125ccオフロードモデルを投入してほしいですね。
