通勤・通学におすすめ!コスパ高めなシティコミューター「YAMAHA XTZ125」

YAMAHA(ヤマハ)

バイクを実用性で選ぶなら、いくつかの条件が挙げられます。

それは、毎日の通勤や通学で使い勝手が良いバイクであること・維持費を低く抑えられること(故障しにくい・燃費が良いなど)・ある程度の積載能力があること。

また、安全という観点から、これらの条件に加えて幹線道路で車の流れをリードできることも求められます。

通勤・通学に適したバイク

 

そのような要求に応えてくれるバイクとして評価が高いのが、ヤマハXTZ125です。

また、本格的とはいえませんが「ダート走行」も楽しめる趣味性の高さも魅力です。

新型の登場を望む声が多いのも納得の1台ですね。



YAMAHA XTZ125

フルサイズの車体にマイルドなエンジンを搭載したXTZ125ですが、2003年ごろからブラジルで生産された車両が流通しています。

プレストコーポレーション輸入のXTZ125E

このXTZ125E中南米仕様と表記されていて、セル・キック併用の4ストローク空冷SOHC2バルブ単気筒124ccエンジンで、最高出力は13馬力。

価格は¥354,900-(税込み)となっていました。

キッキスターターがあるのが嬉しいですね。

2017年ごろになると、XTZ125は中国でも生産されるようになりました。

中国モデルのXTZ125

2017年以降、お手頃価格で日本に入ってきてるのは中国生産の中国モデルです。

エンジンや車体の基本的な構造は中南米仕様と共通の部分が多いようですが、最高出力は9.7馬力程度に抑えられています。

通勤や通学にオススメの理由は「リアキャリアが標準装備されている」という点です。

頑丈なキャリアがあることで、簡単に収納用のボックスを取り付けることが可能となり、積載能力は一気に増加します。

A4サイズのビジネスバッグが収納できるボックスであれば、ほとんどの場合フルフェイスのヘルメット+雨カッパの収納も可能なサイズです。

中国製XTZ125の販売価格帯は、新車乗り出しで¥280,000-前後というケースが多いようです。



XTZ125の悪路走破性能の評価

残念ながらXTZ125はオフローダーとしての実力はそれほど高くないと言われています。

よって、オフロード性能に期待してXTZ125を購入するのは危険かもしれません。

サスペンションやエンジン性能をカスタムするとなると、最終的には2ランクくらい上のオフロードモデルが購入できる予算にたどり着きそうだからです。

例えばアプリリアから発売されたRX125(¥398,000-税込み)や、SWMのRS125R(¥489,000-税込み)などはノーマルでも十二分な性能と思われます。

平日は通勤快速、休日は趣味のダート走行とマルチな活躍を望むなら他のバイクを検討しましょう。

通勤&通学でのXTZ125のライバルは?

最大のライバルはYSPで取り扱いのシティコミューター「YBR125」でしょう。

YAMAHA YBR125

年式や製造国などの違いで、キャブレター車とインジェクション車が存在します。

エンジンの始動性は良くないといわれていますが、高回転まで回してもバランサーのおかげで振動の少ないジェントルな乗り心地です。

YBR125同様にXTZ125の強力なライバルといえば、スズキのGN125も忘れてはいけません。

SUZUKI GN125

アメリカンな見た目とは裏腹に、高回転型エンジン搭載した味のある1台です。



ダート走行でのXTZ125のライバルは?

ダート走行が得意ではないとはいえ、フルサイズのブロックタイヤを装備したXTZ125。

本格的なオフロード走行は苦手としても、遊び程度なら楽しめる懐の深さも持ち合わせています。

また、世界的にも安定した人気のあるカテゴリーである125ccのオフロードモデル。

その中でも、2019年現在、日本国内で新車購入が可能な車両をいくつか見てみましょう。

アプリリア RX125

RX125は戦闘力の高いDOHC4バルブエンジン搭載のフルサイズ125ccオフロードモデル。

前後17インチのスーパーモタードモデルも導入が決定しています。

SWM RS125R

RS125Rはサスペンションとマフラーなどの装備を豪華使用としたファクトリーモデルの存在も魅力的なマシンです。

海外製のライバルたちは装備が本格的なうえに、シート高も非常に高くなっています。

消耗部品の供給なども含め、普段の足として使うにはそれなりの覚悟が必要でしょう。

そういえば、XTZ125の場合もヤマハ車とはいえ海外製なので、パーツの供給体制はどうなるのか気になるところです。

同じくらいの予算のオフロードバイクで選ぶなら、国内で正規販売されていたkawasakiのKLX125などのほうが長く乗れそうなきもしますね。

KAWASAKI KLX125

KLX125はXTZよりも前後タイヤサイズが一回り小さくフロント19インチ・リア16インチとなっているので、市街地での取り回しにも安心感があります。



XTZ125の魅力

上で紹介した車両のようなオフロード性能を求めていない場合には、このXTZ125はコストパフォーマンスの高いバイクでなはいでしょうか?

フルサイズの車体で公道での存在感の高さや見晴らしの良さなどは安全に直結します。

さらにこのバイクはこの手のバイクには珍しく大き目のリアキャリアが標準装備されています。

リアキャリアがあると、バイクにリアボックスを安定した状態で設置できるので、通勤や通学はもちろんツーリングにも非常に役立ちます。

やや硬めのサスペンションもアスファルト中心の走行に適しているのではないでしょうか?

こうしてみてみると、XTZ125はその外観とは異なった親しみやすいキャラクターなのではないかと思えます。

ヤマハにはTTR125というFUN-BIKEがあったのですが、エンジンはこのあたりと共通なのでしょう、同じく中国生産モデルのYBR125なども同じエンジンを使っているように見えますね。

ペルーヤマハ YBR125 チャカレーラ

お手頃価格で購入できて、消耗部品の供給も正規ヤマハ販売店から購入できるとすれば、シティコミューターとして満足度の高いマシンといえると思います。

街乗り専用の大柄な原付2種をお探しなら、ヤマハのXTZ125はいかがですか?

2019年3月8日 追記

英国からもお洒落な125ccが上陸するようです。

その名もMUTT MOTORCYCLES(マット・モーターサイクル)。

MUTT MOTORCYCLES

価格次第ではXTZ125などの強力なライバルになりそうですね。

販売価格がHPに掲載され、車両本体価格は消費税8%込みで¥50万前後となっています。

購入後のカスタム費用まで含めて考えた時に、じゅうぶんにXTZ125などのライバルとなりうる価格帯だと感じます。

実用的なXTZ、少しお洒落な要素が入ったMUTT MOTORCYCLESといったところでしょうか?

魅力的なバイクが多くて選択に困ってしまいそうですね。



 

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