こんにちは。
1980~1990年代の 国産2ストローク ハイスペック・オフローダー第2弾としてKAWASAKIのKDX125SRをご紹介いたします。
スズキのTS125R同様、見た目からしてほとんどモトクロッサー状態なカワサキのKDX125SRは、どのようなスペックだったのか調べてみました。
KAWASAKI KDX125SR
KAWASAKI KDX125SR
KMX125の後継として1991年に発売されたKDX125SRは、そもそもモトクロッサーであるKX125を公道仕様に変更するという手法で生まれた生粋のオフローダーなのをご存じでしたか?
他のKDXシリーズは同じ排気量のエンデューロシリーズから派生していたのに対して、125ccにはベースとなるエンデューロシリーズが存在していなかったので、モトクロッサーのKX125がベースとして選ばれたといいます。
なんだかハイスペックな臭いがプンプンしてきました。
KAWASAKI KDX125SR 諸元
シート高 860mm
軸間距離 1,395mm
地上最低高 260mm
乾燥重量 104kg
エンジン 水冷2ストロ-ク単気筒
ボア×ストローク 56mm×50.6mm
最高出力 22ps/9,500rpm
最大トルク 1.9kg-m/8,000rpm
フロントホイールトラベル 275mm
リアホイールトラベル 275mm
フロントタイヤ 70/100-21
リアタイヤ 4.10-18
標準価格 ¥339,000-
画像を見てもおわかりのとおり、強靱でストロークもたっぷりの倒立フロントフォークとリアサスペンションをおごられ、104kgの超軽量な車体に最高出力22馬力のエンジンとくれば、かなりの運動性能であることは容易に想像がつきます。
さすがは、モトクロッサーベースの公道車両といったところでしょうか。
これで新車が¥339,000-だったというのですから、つくづく良い時代だったのだな・・・と振り返ってみたりします。
2019年となった今でも、草エンデューロレースなどでは十分な性能を発揮してくれています!
当時のライバルとの簡易比較
せっかくなので、1980~1990年代の 国産2ストローク ハイスペック・オフローダー4車種の簡易比較表をつくってみました。
今でも現役で走っているバイクが多いことを考えても、当時の市販オフロード車の性能の高さが伝わってきます。
このスペックと画像を見る限り、カワサキのKDX125SRとスズキのTS125Rとの2強だったのでしょう。
飛んだり跳ねたりが得意な2台と、トレッキング的な使い勝手の良い2台に分かれていたようにも見えますが、ヤマハのDT125Rの実力も侮れない感じですね。